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バーダーの観察

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 新型コロナが一年前から世界中の生活を変えてしまいました。 ちょうど昨年のガーナへの出張後に新型コロナの問題が報道され始め、2020年4月には1回目の緊急事態宣言が発出されて、巣ごもりやソーシャルディスタンスなどの言葉が身近なものとなっています。数年前から双眼鏡を買い替えるなど、鳥の観察を再開しているのですが、この新型コロナ禍の中で、家族で探鳥に行くことが増えました。 冬は寒くてつらいのですが、探鳥にはもってこいの季節です。落葉樹は葉を落としているため遠くの木まで見通すことができます。鳥が移動すれば見つけやすい季節です。また、食べ物も限られるため、鳥たちは一生懸命にえさを探しています。晴れた日には鳥が活動的なのです。 冬になりえさを盛んに探していた鳥たちが、2月に入ると少し様子が変わってきた気がします。心なしかメスとオスのコミュニケーションが増えてきているように思うのです。先日は、富士市の浮島沼でコガモのオスがぴゅーぴゅーと泣き始めました。メスは少し濁った声でジェージェーと返事をしています。オスは冬の間にすっかりきれいな羽の色に変わっています。厳しかった冬がようやく終わりつつあることが鳥を見ているとよくわかります。雄雌の活動が活発になってきているようです。 コガモのペア 今日は富士山麓の十里木で探鳥をしました。2羽のアカゲラが楽しそうにもつれ合いながら飛び回り、それでもえさを盛んについばんでいました。 アカゲラのペア 鳥たちの活動を見ていると、春がそこまで来ていることがよくわかります。今年の冬は少し厳しかったように思いますが、それでもしっかり春は来るのです。私たちの生活も早く元に戻るとよいと思います。