ゴードン・カンファレンスにて

今、ゴードン・カンファレンスのために米国のガルベストンに来ています。出国したのは先週末の8日で折しも日本では大雪が来ると言われている日でした。当日は、朝から薄く雪が積もり、ちらちらと舞う雪はそのあとの積雪の前触れのようで不気味でした。私の飛行機は4時45分発でしたので、それまで空港の状態はもつかどうか不安でしたが、何とか雪の中を30分遅れで飛び立つことができました。その後の日本は雪で混乱が続いたようなので、飛行機が飛び立つことができたのは幸運だったかもしれません。

ガルベストンはテキサス州のヒューストンの近くですのでヒューストン・インターコンチネンタル空港までの直通で来て、さらにタクシーに約1時間半乗ってようやくガルベストンに到着することができました。大きな都市に来るのと比べると、このような米国のリゾート地に来るのは交通の面でも少し大変です。ホテルはなかなか立派なリゾートホテルですが、目的がカンファレンスでほとんど缶詰状態なので、その良さもあまり味わうことができていない気がします。



このガルベストンはメキシコ湾に面したリゾート地です。来る前に予想していたのは、照り付ける太陽と青い海、冬とは言えどもビーチには人がたくさん遊んでいる様子を予想していましたが、予想とは大きく外れて散々な天気です。連日霧に覆われて海は寒そうにまた重たくホテルの前に横たわっています。これは時代が違えばまさしくカリブ海の方から海賊船が出てきてもおかしくない風景です。それに思ったよりも寒く、衣類の準備が甘すぎたことを痛感しています。ビーチで泳ぐなんてもっての他で、何よりも遊泳禁止の札さえも出ています。



寒い思いをしながら過ごしていますが、今日カンファレンスの4日目になってようやく少し晴れました。まだ空は少しミルクを落としたような濁りをみせていますが、日が照っているのは何よりも救いです。海の様子も少し違って見えます。


さて、このゴードン・カンファレンスは、未発表データについて話すことが原則なので、カンファレンスの内容などについては漏らすことはできないことになっています。そういう意味で、研究者が集まってまさしく旬の研究について議論するという点では真剣で面白いものです。さあ、明日は最終日ですが、私の口頭発表があるので良い議論ができることを期待しています。それと天気も晴れてくれることを願っています。

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